皆さんこんにちは!メカニックの石井です!!
今年のお盆は当社もお休みを頂きましたので、私も久々に大学時代の車仲間と出掛けて来ました。
久しぶりに会いましたが、変わってなかったですねーほんとうに車バカ!というよりも、もはや変態ですね。かくゆう私も十分変態なのは自覚しているのですが、、、
彼らと、クルマ談義に花を咲かし、とっても楽しい時間を過ごすことが出来ました(^^♪
でも、そんな彼らと出会ってなかったら、今も全然別の道を、私は歩んでたでしょうから、そう思うと車の魅力を教えてくれた彼らにはほんと感謝しかありません(^_^)

お盆の話はこれくらいにして、本題に入っていきましょう。
今回は、BMW初の日本対策車のメンテナンス紹介です!


E34 535i 直列6気筒 M30エンジン ビッグシックス搭載のお車です!
BMWのシルキーシックスといえばこのエンジン!! という拘りを持つ方がいるくらいの名機で、絹のように滑らかに回るフィーリングからシルキーシックスと呼ばれるようになりました。
残念ながら現在、直6エンジンは3リッターターボのみとなってしまい、NAエンジンのシルキーシックスは姿を消してしまいましたが、それでも上位グレードに直6を残しているのはBMWのエンジンに対する強い拘りが感じられます。
私の愛車R32GT-RのエンジンRB26とは違い、余計な物が付いていないシンプルなエンジンだからこそ味わえる本物の直6フィーリング、コアなファンがいるのも納得ですね!!  
更に、これは冒頭に上げた通り日本への販売対策車として誕生した5シリーズなんです。
当時のクラウンとほぼ同じサイズに造られ、トランクルームにはゴルフバックが4セット綺麗に収まる収納性を持った車両なんです。
さらに、車両バランスがとても良く、車格の割には回頭性能が、他のミドルサルーンに比べると圧倒的に扱いやすかったそうです。
今回の入庫では、燃料ホース、フィルターの交換を行いました。
この年代の車両では、まだまだゴム類の定期的な交換は必須になります。
もともとは柔らかいゴムホースなのですがカッチカチのプラスチック状態Σ(゚д゚lll)
これでは、いつガソリンが漏れ出してもおかしくありません。
ガソリン漏れは最悪車両火災につながる恐れがあるので、今回交換して行きます。


新旧燃料ホースとフィルターの比較です!
写真でもはっきりと色が違いますよね。少し古い車にお乗りの方は一度燃料ホースの点検と、最低でもゴムホースの交換をオススメ致します。


ここが燃料フィルターの取付部です。燃料ホースはトランク下にある燃料ポンプまで行っているので合わせて交換していきます。


エンジンルーム側の燃料ホースも交換していきます!
ボディ下部からエンジンに繋がる部分のホースを交換します。
エンジンルームの熱の影響を受けやすいのでしょう、こちらのホースは細かいヒビが入り、フィルター部分よりもひどい劣化が見られました。


ラストはフューエルデリバリー部分の短いホースです。インテークマニホールド上のインジェクターホルダーに付いているのですが、目立たないので見落としがちです。
こちらもしっかり交換していきます。


左の写真に写っているのがプレッシャーレギュレーターといって、インジェクターに掛かる燃料の圧力を調整してくれている部品になります。
インマニ内の負圧が常に変化するところに燃料を噴射するので、その圧力差の調整用にプレッシャーレギュレーターはついています。ここには細いバキュームホースがインマニと繋がっている仕組みになっています。
こういったシンプルなエンジンは車の基礎基本を学ぶにはもってこいです。私の後輩達は比較的高年式の車に乗っているので、ぜひ旧車を直しながら乗るなんて経験をしてもらいたいものですね。
うちの社長も言っていました、「自分の車をいじり倒して失敗しながら技術を身に着けるもんだ」と。
私も初めて車を買った時は仲間と一緒に、夜な夜な車高調付けたり追加メーター付けたり、色々やりましたねー、あー懐かしい・・・
今晩でも、久しぶりにGT-Rいじっちゃおうかなぁ。

皆さんいかがでしたでしょうか?
今回は、少し古いネオヒストリックカーのメンテナンスを紹介させて頂きました。
私の車もそうですが比較的、電子制御が少ない車両なので基本的な部分さえ抑えてメンテナンスしていればまだまだ調子良く乗っていくことが可能ですよ!
少し古い車両をお持ちの方は、1年に1度は当社の点検に入庫してみてくださいね。
それではまた次回の「不定期日記」をお楽しみに!!!

サービス部 石井 直人